シェフの一皿

シェフの一皿

“ピッコロ レガーロの料理は金太郎飴のようにはいかない”

長年当店と共に歳を重ねているお客様からのお言葉。

とても深く心に響きました。

 

高級な食材、珍しい食材を購入し組み合わせ、お洒落なお皿に綺麗に飾り盛り付けた料理は少し料理の得意な方ならお家でレストランの味を再現できます。寧ろ自分の好みに合った完成度でレストランよりもさらに美味しい仕上がりに。

コロナ禍でお家時間が多くなり自炊に慣れ料理を作る機会が多くなったこの時代にお気づきの方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、

レストランのシェフはそうはさせないんじゃないでしょうか?!

シェフの見せ場は、流行を追うのではなく模範するのでもなく、、、

食材の育った環境(大袈裟に言うと土を知り)、生産者の想い、いつも素晴らしい食材を提供してくださる取引業者様、

そして食材の素材そのものの旨味を最大限に自分のスキルを持って特性を失わせる事無く活かし、新たな価値の創造の元ここにしかない料理を生み出す、まるで物語や音楽の様に一皿一皿をお客様へと送り出す。。。

 

これが私たちの仕事です。